2021年7月17日13:30~16:30まで、オンライン講演会①が開催されました。

一般社団日本発声医学協会の代表理事である野口千代子先生にお話を伺い、その後グループに分かれて感想や質問をシェアしました。

野口先生は、東京出身。小さい頃から自分がこうと思ったら夢を追いかける生き方をされてきました。コミュニケーションへの苦手意識から、花や虫、鳥などの自然と触れ合うことも多く、目に見えないことへの感覚を養ってきました。

武蔵野音楽大学を卒業後、ウィーンへ渡ります。ウィーンの国立音楽大学入学試験では美空ひばりの曲を披露し、拍手喝さいをもらって合格!一時、声が出なくなりますが、そこで発声医学と出会います。そして、音楽大学へ通いながらウィーン大学医学部においても呼吸や発声について学び、単位を取られました。

発声は、振動医学とも関連し、脳内に変化を与えます。事例では要介護認定4の女性が2に下がったお話も出ました。うつ病や脳疾患後の後遺症にも、野口先生の開発した「発声体操」が役立っています。

(神田感想)人とのご縁でここまで来られたとおっしゃいますが、何だか先生の一途さや情熱、そしてピュアなところが人を惹きつけていると感じた3時間でした。

【印象に残ったこと(参加者感想より)】

●周囲の大人たちの関わりが、子供の人生にどう影響するのか
●多動症の子にどういうふうに対応すれば落ち着いた行動をとるのか
●「話さない子」への対応
●ウイーンには、なぜ「療育」がないのか
●子供が話せない時、口やのどより先に調べた方がいい部分がある
●発達障害がある状態で生まれてきたことには理由が必ずある
●その理由に才能を見つける鍵がある
●脳内ホルモンの話
●「いきしちに」が言えない場合への対処
●認知症の介護度4が2になった実例
●有名作曲家が自然をもとに曲を書いたこと
●脳と発声のメカニズム

以上のようなご感想がありました。

主催者からすると、お話を聴いている参加者の皆さんの表情が、徐々に明るく、笑顔が多くなっていくのを感じて嬉しくなりました。

次回は、IQ140と診断されたアスペルガー症候群当事者によるお話です。私との対談もあります。どうぞご参加くださいませ。

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カサンドラ・ラボ札幌 代表 神田裕子
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